エムケイシステム株式会社との間で、「社労夢」についての利用契約を締結している(あるいは事故当時締結していた)社労士、社労士事務所、労働保険事務組合、SR経営労務センター、企業等の皆さまが申立人となり、2023年6月に発生したランサムウェア事故に関し、大阪地方裁判所に民事調停を申立てました。
現在までの調停手続で、相手方(エムケイシステム)は申立人の皆さまの損害賠償については「交渉のテーブルにつかない」ことを明言しております。
一方で、調停手続きによる解決を目指して、12月24日までにエムケイシステム側からSLA(サービスレベル合意)内容の提案がなされることとなりました。果してエムケイシステムとして責任を持った回答となるかは不明です。
損害賠償請求、契約上の免責規定の検討、一方的値上げの撤回などの請求については、エムケイシステムはすべて拒否し、話し合いのテーブルにもつかないとの対応であったことから、裁判所からその点の再検討が求められたのですが、変更がないとの回答となりました。
以上の状況を踏まえて、申立人の皆さまにとっては、民事訴訟に移行するかどうか、判断していただくことになります。
現在、株式会社エムケイシステムの対する調停手続きが進行しておりますが、申立人の皆さまの、損害賠償請求については民事調停での話し合いで解決することができない見通しとなりました。
多くの申立人の皆さまにとっては、民事訴訟を通じてエムケイシステムに対して損害の賠償を求めるかのご判断をしていただくことになるため、申立人の皆さまには事前に判断材料となるご説明を弁護士がする必要があると考えております。
1月10日からオンラインで説明でのご説明映像を配信する予定ですが、直接弁護士からの説明を受けることをご希望される方も多いと思われます。そのため、全国の会場にて説明会の開催を予定しております。
以下のとおりの日程で全国での説明会を予定しておりますので、開催が決まりましたら改めてこのホームページ上で告知いたします。
(説明会の内容)
冒頭10分~20分はこれまでの調停の内容及び民事訴訟の流れについて説明いたします。
残りの時間は、参加者の皆様からのご質問や疑問点に回答いたします。
参加人数や時間によっては弁護士が個別に皆様の相談を受けます。
※ご希望者が一定数に満たない場合はその都市での説明会は実施しない予定です。
※全国説明会につきましては実施が決まりましたら、改めて皆様にご連絡させていただく予定です(12/27頃にご連絡の予定)。
※説明会は、皆様のご質問に回答する時間も含めて、1時間程度を予定しております。
◆お問合せ・ご質問は sr-bengo@makino-law.jp までメールください。